不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 ほ 】
ボイドスラブ工法
床スラブに円筒状の穴を開けて中空にし、25~27.5cmくらいの厚さにする工法のこと。スラブ厚に対する重量が軽くなり、強度や防音効果は高まる。床全体で梁の役目も果たすため、天井が平面的になって、間仕切り壁を容易に変更できるようになるのもメリット。
ボウウィンドウ
弓形に張り出した出窓のこと。
防蟻(ぼうぎ)
薬品の塗布など、木材に白蟻などの被害を防ぐ処理を施すこと。
防水パン
防水性の高い材料で作った排水口を持つ皿状の受け台のこと。洗濯機を置くための防水パンを「洗濯パン」という。
ポーチ
建物の屋根とは別のひさしを持ち、玄関から取り出している出入り口のこと。マンションの場合は門扉が付いたものが多く、ポーチを設けることで一戸建て感覚が強まり、共用廊下からの視線を遮るため、プライバシーを確保しやすい。
ボーナス時加算
住宅ローンの返済方法で、毎月の返済分以外に年2回のボーナス月には一定の額を加算して返済すること。公庫融資では、ボーナス時加算の元金は借入額の40%までというルールがある。
防犯モデルマンション
大阪府防犯協会連合が、犯罪に遭いにくい構造、設備の基準を満たしていると認められているマンションを「防犯モデルマンション」として登録する制度。「大阪府防犯モデルマンション登録制度」として制度化している。主な内容は次の通り。
1.外部から建物内に進入しにくい構造
2.共用部分の見通しを確保した構造
3.エレベーター内に防犯カメラ、非常通報装置などの防犯設備
4.駐車場等の明るさの確保など盗難防止設備
5.ピッキング困難な錠と補助錠の設置。
ホームエレベーター
2階建て、3階建てなどの一般家庭に取り付けるエレベーターのこと。高齢者や階段の上り下りが不自由な家族がいる場合によく設置される。
ホームオートメーション
最新のエレクトロニクス技術を導入した家庭用管理システムのこと。Home Automationの頭文字をとって「HA」ともいう。外部からの電話を使ってエアコンや電気器具のスイッチを入れたり切ったり、風呂の給湯を行ったり、異常があった時には警報を鳴らしたり連絡先へ通報したり、金融機関との決済をしたり、宅配ロッカーの開閉を行うなど、さまざまな機能が加わってきている。
ホームセキュリティ
ホームオートメーションの一部で、エレクトロニクス技術によって火災やガス漏れ、盗難などから住まいを守る防犯システム。住宅内に取り付けたセンサーが異常を感知すると、警報を鳴らしたり、あらかじめ契約している警備会社などへ通報する。分譲マンションでは各住戸の防犯装置と管理室の管理パネルが結ばれ、集中管理することが多い。
歩車分離
主に集合住宅のランドプランで、歩道と車道の進入口を分離して設計すること。生活空間の安全性を確保できる。
保証金
賃貸借契約時に賃借人から家主に支払われるもので、「敷金」と同じような意味合いをもつ。関西では一部の地域を除き、「保証金」という場合が多い。退去時には、ここから敷引き(解約引き)が差し引かれて返金される。
蛍(ほたる)スイッチ
暗くてもスイッチの位置がわかるように、スイッチの部分が光っているもの。廊下や階段、玄関、トイレなどに使われることが多い。
掘り込み式駐車場
住宅の敷地が前面道路より1~3m高くなっている場合に、敷地の一部を掘り込んで周囲をコンクリートやブロックで固めて作った駐車場のこと。シャッターを閉めれば、風雨や直射日光から車を守ることができる。
ホルムアルデヒド
人体に有害な化学物質の一つ。これが住宅に使われる仕上げ材や下地材、接着剤等に含まれていると、空気中に拡散し、新築後しばらくの間は、目がチカチカしたり、めまいや頭痛、皮膚障害などが起きる「シックハウス症候群」を起こす。現在では、ホルムアルデヒドを含まないか含有量の少ない建材等の改良が進められており、ホルムアルデヒドを発散する恐れのある建材等の使用が制限された。
ボンエルフ
住宅地内の道路を走行する車がスピードを出せないように道路を蛇行させたり、道路に張り出して花壇を作ったり街路樹などを配置したりして道路の幅に変化をもたせること。車は徐行運転をするため、歩行者や道路で遊ぶ子どもの安全を守ることができる。