不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 ふ 】
ファサード
建築物の正面のこと。
VOC(揮発性有機化合物)
volatile organic compoundsの略。ペンキや接着剤に含まれる揮発性有機化合物の総称。きわめて種類が多く、TVOC(総揮発性有機化合物)と呼ばれることもある。空気中に放散されやすく、いわゆるシックハウス症候群の大きな原因となっている。建築基準法の改正で、クロルピリホスは使用禁止。ホルムアルデヒドは使用制限を設けた。
フーチング
建物の基礎にかかる荷重を分散するため、基部を幅広くしたもの。
フォルム
形、形態のこと。
吹付けタイル
タイルのような光沢のある仕上がりにする、樹脂系の吹付け材のこと。ひび割れしにくく、水洗いもできる。
吹抜け
2階以上の建物で、階をまたがって上下に連続している空間のこと。玄関やリビング、階段部に吹抜けを設けることが多い。
輻射暖房(ふくしゃだんぼう)
床や天井を加熱し、そこからまわりへ放射することによって伝わる熱(輻射熱)によって快適な暖かさを得られる暖房のこと。部屋全体が暖まり、室温の上下差が少ない。床暖房も輻射暖房の一つ。
複層ガラス
サッシにはめ込まれるガラスを2枚にして組み立てたもの。断熱性が高く、結露の防止にも役立つ。さらに断熱性を高めるために、ガラス間にガスを注入したり、真空にすることもある。
復代理人
売主から代理権を得た代理人(不動産会社など)から、さらに選任された代理人のこと。復代理人は代理人と同じ代理権を持ち、売主に代わって販売することができる。
袋地(ふくろじ)・準袋地(じゅんふくろじ)
他の土地に囲まれて、公の道路に出られない土地のことを「袋地」、池や沼、河川、海洋を利用しないと他の土地に通じないか、崖岸があって土地と公の道路との間に著しい高低差がある土地を「準袋地」という。「無道路地」ともいう。このような土地の所有者は、公の道路に出るために他人の土地を通行できる権利(「囲繞地通行建」(いにょうちつうこうけん))を持っている。
不動産鑑定評価
不動産鑑定士・不動産鑑定士補が土地、建物等の所有権または所有権以外の権利の経済的な価値を鑑定し、価格で表示すること。
不動産取得税
新しく不動産を取得した時に、1回だけかかる地方税のこと。土地・建物の購入、建築、改増築、贈与などが課税の対象となる。マイホームの場合、一定の条件を満たすと軽減措置が受けられる。
不同沈下・不等沈下
地盤や建物の基礎が場所によって異なる沈下をするために、建物にひびが入ったり、建物が傾いたりすること。主に、基礎の地盤が不均一で不安定だったり、建物の支持地盤の中に柔らかい粘土層があったり、造成の状態が悪かったりするために起きる。
踏み面(ふみづら)
階段で足が乗る平らな部分のこと。建築基準法で15cm以上と定められているが、25cm前後だと上がりやすい。
ブラケット
壁面に接するように取り付ける照明器具のこと。補助的な照明として使う。
プラスターボード
壁や天井の下地に使う材料のこと。「石膏ボード」ともいう。燃えにくく、施工しやすく、安価なためよく使われる。
古屋付き
売土地の広告中に「古屋付き」とあれば、建物として価値のない古い家屋が残っている土地、という意味。家を建て直すつもりで購入するなら、希望する家に建て替えられるか(再建築不可でないか)、建物の取り壊し費用はいくらかかるか、など確認しておいたほうがいいでしょう。リフォームして住める場合はお買い得です。
プレイロット
マンションの敷地内に設けられた幼児向けの遊び場のこと。砂場やブランコ、すべり台など遊具が設けられていることが多い。子どもに目を配るために母親たちが集まることも多いため、プレイロットの近くにバーゴラが設けられたり、ベンチが設置されたりする。
プレキャストコンクリート工法
Precast Concrete工法のことで、略してPC工法と呼ばれる。あらかじめ(プレ)、工場で型に入れて形を整えた(キャスト)コンクリートパネルを製造し、現場で組み立てる工法。工期が大幅に短縮される。
プレハブ住宅
Prefabricated Houseの略で、工場であらかじめ(プレ)住宅またはその部材を製作(ファブリケーション)しておき、それを現場で組み立てる住宅のこと。 主要素材によって、木質系、鉄骨系、コンクリート系などがある。現場で加工・施工する住宅に比べ、品質が均一で生産効率が高く、工期も短縮できる。
ブロードバンド
アナログ回線やISDNを使う従来のインターネットとは違った、新たなインターネット接続方式。ADSLや光ファイバーなどの種類がある。一定の料金でインターネットと常につながっている「常時接続・定額制」で、最近、マンションへの採用が急速にふえてきている。
フローリング
木質系の床材のこと。サクラ、ナラ、ブナなど広葉樹がよく使われる。厚さ15~18mm、幅60~100mm程度の板材にして敷き詰める。主にLDKや洋室に使われる。掃除がしやすく、カーペットに比べダニの心配が少ないことから人気が高い床材だが、遮音性能が高くないと下階に音が伝わりやすいので注意が必要。フローリングの使用を禁止しているマンションもあるので、入居時やリフォームする時には管理規約をよく確かめたほうがいいでしょう。
不陸(ふろく)
水平でないこと。「ふりく」ともいう。壁の凹凸、平らでないことなどに使われている。
プロムナード
敷地内に設けられた散策道のこと。大規模マンションによく見られ、車を気にすることなく、ゆっくりと散策を楽しめる。
フロントサービス
マンションのエントランスや管理棟に、宅配便やクリーニングの受け渡し、コピー機やファックスの設置など各種サービスの窓口として設けられている。管理会社が運営にあたり、管理員がフロントマンを兼ねていることが多い。最近はコンシェルジュサービスと呼ばれている。
分譲中物件
すでに分譲を開始している物件のこと。一般的に先着順で申込受付される。
分電盤
電気の分岐回路を作る開閉器。漏電遮断器や配線用遮断器等を納め、保守点検しやすいように取り付けられている。
分筆(ぶんぴつ)・合筆
一筆(いっぴつ)として登記されている土地を数筆に分けて登記すること。「一筆」とは、土地の単位のことで、登記簿では一筆の土地ごとに1つの用紙を備えることになっている。逆に、数筆の土地を合わせて一筆とすることを「合筆(がっぴつ・ごうひつ)」という。