不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 か 】
カースペース
柱も壁も屋根もない、車を駐車する場所のこと。
ガーデニング
庭やバルコニーで、庭づくり、草花の育成を楽しむこと。立体的な配置や色彩を工夫する。
カーテンウォール
構造上の荷重をかけない、単に間仕切りをするだけの壁のこと。
ガーデンファニチャー
ベンチやテーブル、パラソルなど、庭園用の家具のこと。
カーテンレールボックス
カーテンレールを隠すためにカーテンの上部を被う箱状の設備のこと。
カーポート
柱と梁だけで作られた、屋根付きの駐車スペースのこと。
買い換え特約
不動産を買い換える時、「手持ち物件が売却できない場合には、不動産の購入契約を白紙に戻し、売主がすでに受け取った金額を返してもらえる」という条項を契約に入れておくこと。
買い換えローン
1.住宅を買い換える時、売却と購入のタイミングをうまく合わせるために、売却までのつなぎを援助する住宅ローンのこと。
2.持ち家を売却しても、借りていたローンの残債が売却価格を上回り、ローンを返せない「担保割れ」が生じた時に、担保割れ分を補う担保抹消ローンのこと。
街区
道路(街路)で取り囲まれた区画のこと。
開口部
住宅の壁や屋根などに設けられた窓や出入り口のこと。採光、換気、通風、通行、眺望などの役目を果たす。
階高(かいだか)
建物の各階の高さのこと。1階の階高と言えば、1階の床面から2階の床面までの高さを指す。
階段
建物の上下階を結ぶ階段には、形状によって、らせん階段・屈折階段・折れ階段・直(進)階段・まわり階段がある。
買い取り保証
不動産を買い換える時、不動産会社が「前の不動産が売却できない場合には不動産会社がそれを買い取る」という約束をすること。一般的に、買い取り価格は、査定額を下回る。
開放廊下
片側に住戸が平面的に並び、もう一方に外側に面した廊下が並ぶように配置する集合住宅を「片廊下型集合住宅」といい、その廊下を開放廊下(片廊下)という。
買い戻し特約
不動産の売買契約から一定期間が経過した後、売主が売買代金と契約の費用を返して不動産を取り戻すことができる契約解除の特約のこと。この特約は、売買契約と同時に交わし、買い戻し期間は最長10年まで。
カウンターキッチン
キッチンとLD(リビング・ダイニング)の間にカウンターが付いているキッチンを、カウンターキッチンまたは対面式キッチンと呼ぶ。キッチンで家事をしながら、LDの様子に目を配ったり、LDにいる家族や来客と会話ができる。
価格査定
不動産の売却の依頼を受けた宅建業者が、一定の価格査定マニュアルに基づき、売り出しの適正価格を算出すること。その不動産が3ヶ月程度で売却できる価格であることが目安。
確定申告
納税者自身が自分の所得や税額を税務署に申告すること。不動産の取得や売却で「住宅取得資金贈与の特例」、「住宅ローン控除」、「3000万円特別控除」、「居住用財産の買換え特例」などの特例を利用する時は、確定申告で手続きが必要となる。一般の確定申告に先がけて申告できるものもある。
筧・掛け樋(かけひ)
手水鉢(ちょうずばち)に水を導く仕掛けのこと。
瑕疵(かし)
キズや欠陥のこと。一見しただけでは分からないキズや欠陥を「隠れた瑕疵」という。
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
売買の目的物に隠された瑕疵があった時に、売主が買主に対して負う責任のこと。契約時には分からず、取得後に損害を受けた時には、買主は売主に損害賠償の請求ができる。また、瑕疵のために契約の目的が遂げられなかった時は契約を解除できる。
家事動線
炊事や洗濯など家事をする時に人が動く経路のこと。プランによっては、家事動線の長い非効率な間取りになる。
かすがい
2つの木材をつなぎとめるために打ち込むコの字型のくぎのこと。
課税通知書
不動産を持っていると毎年、固定資産税や都市計画税がかかる。毎年1月1日現在の各市町村の固定資産税課税台帳上の所有者に対して送られてくる、その年に支払う税額を知らせる通知書のこと。
課税標準
課税計算にあたって、税率を乗じて税額を求めるもとになる価格のこと。
勝手口
住宅の表玄関とは別に、キッチンやユーティリティ部分から外に出られる出入り口のこと。
可動間仕切り
部屋と部屋の境目が壁ではなく、開閉できる間仕切りになっていること。可動間仕切りを閉めれば部屋が独立し、空ければ広い空間になり、用途に応じて切り替えられる。
角地(かどち)
直行する2つ以上の前面道路に囲まれた区画の土地のこと。前面道路の幅員が狭いと、斜線制限など土地利用上不利となるが、建ぺい率の緩和を受けられたり、勝手口を設けられるなど利点が多く、採光、通風面でも優れていることから住環境は快適になる。
矩計図(かなばかりず)
建物の全体像を詳しく描いた垂直断面図のこと。屋根の形や材料、下地、各階の床や開口部、天井など各部の寸法と使用材料が記入されている。
壁式構造
建築物の代表的な構造の一つで、低中層の住宅に使われる。板状の壁や床だけで構成し、柱や梁が室内に出ないため、室内を広く使える。ただし、構造上ある程度の壁量は必要なため、ラーメン構造に比べて開口部のとり方が限定される。
框(かまち)
床の高さが変わるところで、高い方の床の端に渡す横木や、建具の四辺を固める部材のこと。畳については畳縁を付けていない短い辺を框と呼ぶ。
鴨居(かもい)
和室の障子や襖など開口部の上部に付ける、溝の付いた横木のこと。
カラーベスト
住宅用屋根葺き材の一つ。石綿(いしわた)とセメント・珪砂(けいしゃ)を混ぜて作る化粧石綿ストレート葺きのこと。軽量で、耐候性(風雨や日光など気候の変化に耐える力)も強く、耐震性に優れ、屋根材に適している。
ガラスブロック
中が空洞になった箱状の建築用ガラス。内部には低圧の空気が封入されているため、普通のガラスより断熱性や遮音性に優れている。また、採光のために玄関ドアの横に使用されることも多い。
ガラリ
ブラインド状の羽根板を平行に取り付けたもの。視線を遮り、通風をよくできるため、洗面所や浴室、クローゼットなどに用いられることが多い。ドア下部にガラリを設置したものをドアガラリ、ドア全体に付けたものをガラリ戸、よろい戸ともいう。
カラン
水道の蛇口のこと。
仮登記
最終的な本登記を行うためには、書類の不足等必要な条件を完備していない場合に、将来の本登記に備え、順位を保全する目的で行う予備登記のこと。
加齢配慮
居住者が高齢になり、体の動きが不自由になった時でも、暮らしやすいように考えられた家や設計を指す。段差のない床、車イスでも使えるシステムキッチン、広めに作ったり手すりを付けたトイレや浴室、将来に手すりが付けられるような下地処理をしておいた壁や廊下、階段などは、加齢配慮の一例。
換気口
建物内の空気を衛生的に維持するために、屋内の空気と屋外の空気を入れ換えるために設けられるもの。
環境共生住宅
省エネ性だけにとどまらず、ゴミの低減や自然エネルギーの活用といったところまで、「環境」に配慮した住宅のこと。例えば、高気密・高断熱で省エネルギー、ゴミを少なくする工夫がなされている、太陽光・風力発電を取り入れている、人体に有害な化学物質を極力使っていない、リサイクルできる材料を使う、緑化に努めるなど。OMソーラー住宅が有名。
元金
借り入れた住宅ローンの融資額のこと。ローンの返済額は元金と、金利や返済期間に応じて変わる利息分からなる。
元金均等返済
住宅ローンの返済方法の一つで、毎回の返済額に占める元金の割合が一定のもの。元金の減少とともにそれに対する利息も減り、返済が進むにつれ楽になる。同じ条件なら、総返済額は元利均等返済より少なくなる。ただし、当初の返済額が高いため家計にゆとりがある人、あとで返済を楽にしたい人、数年先に買い換えを予定している人などに向いた返済方法。
雁行型(がんこうがた)
マンションで、各住戸を斜めにずらして建てる形式のこと。建物を上から見ると、雁が飛んでいるように見えることからこの名がついた。各住戸に開口部が多くとれ、採光や通風、眺望がよくなるのがメリット。
間接照明
照明器具から、直接光を当てるのではなく、天井や壁などに反射させて間接光とする照明方法のこと。照度は低くなるが、全体的にやわらかい雰囲気になる。
管理会社
管理組合からマンションの管理を委託された管理の専門業者のこと。清掃や設備機器の保守点検、防火・警備、管理費等の徴収等、委託内容は多岐にわたる。
管理規約
区分所有者が相互で取り決めた管理組合のルールのこと。管理規約を制定したり、改定したり、廃止するには、区分所有者および議決権のそれぞれ4分の3以上の多数決議が必要。
元利均等返済
住宅ローン返済方法の一つで、毎回の返済額が一定になるもの。返済額に占める元金と利息の割合は毎回変わる。返済開始当初は、返済額に占める利息の割合が多く、元金はなかなか減らない。毎月の返済額が一定なので返済計画が立てやすいのがメリット。現在の家計にあまりゆとりがない人、預貯金に回したい人などに向いた返済方法。
管理組合
分譲マンションなど区分所有建物の区分所有者で構成する団体のこと。区分所有法によって定められており、分譲マンションを購入すると必然的に管理組合の一員となる。建物全体の維持・管理や共同生活のルールづくりなど、管理全般についての決定と実施の主体であり、一般的に管理組合の活動が活発なほど居住性は高まる。
管理形態
マンションの管理形態には
1.全面委託管理(管理業務をすべて管理会社に委託する)
2.部分委託管理(管理業務のうち一部を委託する)
3.自主管理(管理業務のすべてを管理組合で行う)
の3種類がある。
また、管理員の勤務形態は
1.常駐(管理員が住み込んで業務にあたる)
2.日勤(通勤して業務にあたる)
3.巡回(定期的に巡回して業務にあたる)がある。
管理棟
管理員室や集会室、火災・防犯システムの集中管理スペースなど、管理に関する施設を集めた建物。大規模マンションに見られる。
管理費
分譲マンションの区分所有者が管理組合に納入する、共同で使用する共用施設や設備の維持管理に必要な経費のこと。管理に必要な経費を算出し、それを専有部分の持ち分面積に応じて負担するのが一般的。
完了検査
建物確認を受けなければならない建築物の工事が完了した時に、その建築物の敷地や構造、建築設備に関する法令に適合しているかどうか、建築主事等の検査を受けること。建築主は工事完了日から4日以内に建築主事等に届け出て、工事監理者は、工事完了届に工事の概況を明らかにする。完了検査の結果、適法と認めれば、建築主事等は検査済証を交付する。