不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 き 】
機械式駐車場
土地を掘り込んだり、2階建てあるいは3階建てにしたりして、機械で上下左右に移動させる駐車場設備のこと。
基準金利
住宅金融公庫融資に適用される金利のうちで、災害復興融資、耐震改修工事等を除いて最も低い金利。住宅の清の・面積、物件価格、申込者の収入によっては、基準金利より高い金利が適用される。
基準金利適用住宅
公庫融資の基準金利が適用される質の高い住宅のこと。耐久性基準など一定の基本性能を満たし、バリアフリータイプか省エネルギータイプのいずれかの基準を満たすことが必要となる。ただし、一定の収入を超える高額所得者や、一定の金額を越える住宅を購入する場合は、基準金利適用住宅であっても基準金利より高い金利が適用される。
基礎
建物を支える下部構造のこと。木造等の時は原則的に、耐力の強い「布基礎(ぬのきそ)」が望ましい。布基礎は、縁の下にかかる力を地盤に伝え、上部からの力や地盤で不同沈下しないように、鉄筋で補強し、帯状の連続した構造となっている。縁の下を持たない床を作る場合や、軟弱な地盤の上に作る基礎を「ベタ基礎」という。地下水位が低い場合や床下からの熱もれを少なくする場合に使われる。
基礎パッキン工法
厚さ2cmほどの特殊部材「基礎パッキン」を、基礎と土台の間に一定間隔で挟み込んでいく床下換気工法。従来工法のように基礎の一部を切り欠いて床下換気口を設けないため、基礎の強度を損なわず、高い換気性能を発揮する。また、土台が基礎と接触せずにすむため、基礎のコンクリートの水分が土台に浸透せず、土台の耐久性を高める。「土台パッキン工法」ともいう。
既存不適格建築物
すでに建っている建築物か工事中の建築物で、建築基準法の規定の改正や都市計画法の指定の変更に全部または一部が適合していないもの。
キッチンパネル
キッチンの前に張る壁材のこと。タイルやホーローが多い。
基本設計
略設計に基づいて、空間をどう利用するのか、基本的な内容を図面で明らかにすること。実施計画の基本となる。
基本融資
住宅金融公庫を利用する時にまず借り入れる融資。融資種別や床面積、敷地面積、物件の規模、所在地等によって、融資額は異なる。
逆転プラン
採光・通風を確保するために、一戸建ての1階に寝室や子ども部屋、2階にLDKなど、これまでとは逆の間取りを配置するプラン。
逆梁工法(ぎゃくばりこうほう)
柱と梁で建物を支えるラーメン構造の場合、一般的に梁は天井の下を通るので室内に梁が出ることになるが、逆梁工法は、天井の上を通すので室内に梁が出ず、背の高い家具も置きやすい。下の階の梁が床から出っ張ってくるが、それはバルコニーの壁として利用され、上階の室内にも梁は出ず、リビングのサッシの高さを天井まで高くすることもできる。
給気機能付きレンジフード
使用時に給気口から空気を取り入れて、排気効果を高めたレンジフード。
共益費
賃貸集合住宅等で、家賃とは別に毎月支払う費用のこと。建物全体の清掃や補修、警備等にかかる費用や共用部分に関する付加使用料に相当する。
境界
登記された土地の地番と地番の境目のことで、一般的には自分の土地と他人の土地との境目(隣地境界)のこと。
境界杭
境界を示すために打ち込まれた杭のこと。石やプラスチック、金属などで作られている。
業界団体
宅建業者が加盟する事業者団体のこと。不動産の広告においては、宅建業者などこの業界団体に所属しているのか、また、加盟している公正取引協議会名を表示しなくてはならない。
業者名簿
宅建業を行うことを許可された不動産会社の履歴を載せた文書のこと。過去の営業実績、事業の沿革、代表者・役員の経歴、取引主任者の氏名・略歴等、資産の状況等、株主・出資者の氏名、商号・役員の変更状況、兼業業種、過去の行政処分歴などが書かれている。
鏡面仕上げ(きょうめんしあげ)
鏡のようにピカピカにした仕上げのこと。システムキッチンなどに使われる、ステンレスや収納扉などに採用される。
共有・準共有
複数の者が一つの物の所有権を有する場合を「共有」、所有権以外の財産権を有する場合を「準共有」という。
共用部分
分譲マンションなど区分所有建物で、専有部分以外の建物部分、専有部分に属さない建物付属物のこと。共有部分には、
1.柱や支柱、基礎、屋根等の基本的な構造部分
2.廊下や階段室、エントランス等構造上共用とされる部分
3.管理員室や集会室等、管理規約で定められた場所
などがある。共用部分は全区分所有者の共有に属し、持ち分は専有部分の床面積に応じて決められる。
居室
居住などのために継続的に使用する部屋のこと。住まいの中では、リビング、ダイニング、キッチン、個室などが居室にあたり、トイレ、浴室、洗面室、玄関は居室に含まない。
居住用財産の買換え特例
売却によって生じた譲渡所得のうち、次の買い換えに充てた金額分はさらに次の売却まで課税が繰り延べできるという特例のこと。一般型と相続型の2つのタイプがあり、一般型の場合、売却する住宅には「土地・建物の所有期間が10年超」「居住期間が10年以上」などの要件が課せられる。この特例を使うと、「3000万円特別控除」「住宅ローン控除」は使えない。
切土(きりど)
傾斜地等で、地面を平らにするために土を切り出すこと。
銀行ローン
都市銀行や地方銀行、信用金庫など民間金融機関が融資する住宅ローンのこと。
金銭消費貸借契約
金融機関から融資を受ける時に交わす借入契約のこと。ローン契約ともいう。
金利
住宅ローン等の借入金(元金)に対してかかる、利息の割合のこと。
近隣地域
ある不動産が属している地域の一つ。居住、商業活動、工業活動など人の暮らしにかかわり、まとまりのある地域のこと。その不動産の価格の形成に直接的な影響を及ぼす。