不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 こ 】
高温差し湯式
浴槽の湯を沸かし直すのではなく、高温の湯を足すことで入浴に適した温度にする方式。
公開空地
集合住宅の敷地内だが、一般の歩行者が自由に通行したり利用したりできる、建物で覆われていない土地のこと。総合設計制度で、敷地内の空地のうち、一般に公開される部分を公開空地という。
高架水槽
ビルやマンションなどの中高層の建物で、屋上などに設置する水をためる容器のこと。中高層建築物では、一度に大量の水を利用したり、水道本管の水圧だけでは不十分になることがあるので、本管から受水槽に水を受け、ポンプで高架水槽に水をあげ、高架水槽から給水を行う。
高規格住宅
耐久性、居住性、安全性等住宅の基本的性能が優れているうえ、新世紀に魅力ある住宅づくりに必要なニーズや技術水準を有するとして、住宅金融公庫が認めた住宅のこと。
抗菌仕様
住宅設備や家電製品などに殺菌などが付きにくい仕様のこと。住宅内では、キッチンや浴室、トイレ、洗面室など水回りに、抗菌仕様の設備機器が多く見られる。
公庫併せ貸し
公庫融資を利用することを条件に利用できる年金融資のこと。勤務先に事業主転貸融資制度がない厚生年金保険の加入者と、国民年金の加入者が利用できる。
公庫融資付き住宅
事前に住宅金融公庫の審査を受けて合格した新築住宅で、購入者は公募され、抽選によって決定することが義務づけられている(「特別募集枠」が設定されている場合、該当住戸についてはこれらの制限はない)。「優良分譲住宅購入融資」、「都市居住再生融資」等を利用する住宅がこれにあたる。
公庫融資的確住宅
公庫の「マンション購入融資」のうち、特に公庫融資的確住宅事前審査通知書の交付を受けた住宅のこと。融資の条件等は「マンション購入融資」と同様。
公庫利用可住宅
公庫融資の基準を満たして建設された住宅で、「マンション購入融資」、「建売住宅購入融資」等を利用する住宅がこれにあたる。融資の申し込みは、ほぼ年間を通していつでも行える。一般的に、融資額は「公庫融資付き住宅」の方がやや多い。
工事請負契約
家を建てる時などに施工業者と結ぶ工事・建築に関する契約のこと。
公示価格
地価公示法に基づいて、土地鑑定委員会が毎年公示する標準地の価格のこと。都市計画区域内で標準的な土地を選定し、1月1日現在の価格を出し、3月下旬に公示する。公示価格は不動産取引の指標となるほか、土地の固定資産税の評価額や相続税路線面の基準となっている。
公図
登記所が保管している土地台帳付属地図のこと。土地の区画や番地、位置、形状等が記入されている。
公租公課
国や地方公共団体によって賦課される公の負担の総称。一般的には租税を「公租」それ以外の公の金銭負担を「公課」という。不動産取得税や固定資産税、都市計画税は代表的な不動産関係の公租。
公的融資
公的機関による住宅融資の総称で、「住宅金融公庫(公庫融資)」、「年金資金運用基金(年金融資)」、「雇用・能力開発機構(財形融資)」、および都道府県や市町村など地方公共団体(自治体融資)が行う融資を指す。返済終了時まで金利が確定している固定金利が中心。
勾配天井
屋根の形状により、やむをえず部屋の中に出る天井の傾きのこと。また、特殊な目的のために、傾きのある天井にする場合もある。例えば浴室の天井は、水滴が流れ落ちるのを防ぐために、天井面を伝わって流れるように勾配をつける。
公簿売買
土地の売買に関する契約方式の一つ。土地登記簿の表示面積で売買代金を確定し、その後は金額を変更しない。山林や農地のような広大な土地の売買をする時には、公簿売買によって行われることが多い。
コートハウス
中庭(コート)を囲んだ造りの住宅のこと。敷地が狭くても採光や通風が確保でき、近隣とのプライバシーも保てる。
コーナーガラス
建物の隅に、桟(さん)なしではめ込まれたガラスのこと。コーナーガラスを用いると、壁がなくなる分、採光面で優れ、室内を広く感じさせる。
コーポラティブハウス
協同組合方式によって建築する住宅のこと。志向を同じくする複数の人が建設組合を設立し、協同して敷地の取得や建物の企画・建設、建築工事の発注等を自力で行い、住宅を取得する。
戸境壁(こざかいへき)
マンションで、隣の住戸との間にある壁のこと。マンションの壁には、外壁、戸境壁、間仕切り壁の3種類がある。戸境壁が薄いと、隣家と騒音のトラブルが発生しやすい。鉄筋コンクリートの壁の厚さは17~18cmが標準的。
腰掛け付き浴槽
一部分に腰掛けられるような窪みや平らな部分が付いている浴槽のこと。入浴する際、一度腰掛け部分に腰を下ろし、足を移動させて浴槽に入ると安全なことから設計された。
固体音
壁や床が揺れて直接伝わったり、排水管などを通して伝わる音のこと。上階の住戸で跳びはねることで出る音や椅子を引きずる音、トイレで水を流す音、壁にくぎを打ち込む音なども固体音に入る。
固定期間選択型
民間金融機関の住宅ローンの一つで、一定期間だけ金利を固定する特約を設けたローンのこと。一定期間中は金利が変わらないが、固定期間が過ぎると、再度固定型を選択するか、変動型に変えるかを選択する。何度でも変更できるタイプ、一度変動型に変えると固定型には戻せないタイプなど金融機関によってさまざま。固定期間は1~20年など。25年・30年の長期固定型を扱うところもある。金利は金融機関によって異なる。
固定金利
借り入れた時のまま、返済途中で変わらない金利のこと。公庫融資(11年目以降に金利が上がる段階金利制)や年金融資(全期間固定と11年目以降に金利が上がる2段階固定金利型)が代表的。将来にわたって返済計画が立てやすい。
固定資産税
不動産を所有している限り毎年かかる地方税で、1月1日現在、各市町村の固定資産課税台帳に記されている土地や建物にかかる税金。所有者として登録されている人が支払う。マイホームなら、一定の条件を満たせば軽減措置がある。
コミュニティ
本来は地域共同体や地域共同社会のことで、居住者同士の和やまとまり、親睦、協力など共同生活を営んでいくうえで大切な「つながり」全般を指す。
コミュニティホール
マンションの住人が親交を深めるために設けられた場所のこと。管理組合の活動や親睦の会などに利用されることが多い。
小屋裏(こやうら)
一戸建て住宅の屋根裏にできる空間のこと。天井高が低かったり、屋根の構造体が入り組んでいたり、空気が対流しにくいなどの理由から、居室としては使えないが、書斎や趣味の部屋として使うことは可能。最近は小屋裏が使えるように窓を付けたり、換気システムを設置し、小屋裏を含め住宅全体の換気能力を高めている。
コルクタイル
コルク樫の樹皮を、タイル状のシートにした内装材のこと。床や壁に使われていることが多い。
コレクティブ住宅
独立した住戸部分と、食事やだんらんができる共同の空間を併用した住宅のこと。
転ばし床(ころばしゆか)
コンクリートスラブや土間の床の上に、木造の床下地材や床組材を置いて(転ばして)仕上げた床のこと。木造床としては最も簡単に作られる床下地の工法。
混合水栓
1本のレバーを調整することで水を湯を自由に混ぜられる水栓のこと。水と湯の混合比や水量の調節は簡単に行える。操作方法はメーカーによって異なり、レバーを下げると水が出て、上げると止まる方式と、その逆の方式がある。
コンサバトリー
サンルームと似ているが、主にガーデニングを楽しむために作られることが多い。
コンシェルジェ
もともとは、ホテルのフロントにいて、宿泊客のさまざまな世話をする人を指す。マンションで使われる場合は、エントランスホールに駐在し、居住者の暮らしをサポートする人を指す。クリーニングや宅配便の取り次ぎ、タクシーやベビーシッターの手配、メッセージの預かりなど、サービス内容はきめ細かく多彩。
コンドミニアム
マンションなど分譲集合住宅のこと。別荘として利用するリゾート型と都市型の2つに分かれる。コンドミニアムの場合、所有権と利用権を分けて考え、所有者が利用しない時は一般の人が利用できるシステムになっている。