不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 て 】
手洗いカウンター
トイレ内の壁面などに設置した手を洗うための設備。便器のタンクに付いた手洗い器のように体の向きを変えることがなく、便器を濡らす心配もない。下部に収納スペースが付いていると、紙類や掃除道具などを収納できて便利。
DK
ダイニングとキッチンのこと。
提供公園
大規模なマンションで、居住者だけでなく周辺住民にも開放され、自由に使える公園のこと。マンションの敷地の一部のように見えるが、所有権は市町村に移してあり、管理も任せる。マンションの敷地とはフェンスなどで区切られていることが多い。
提携ローン
不動産会社が金融機関とあらかじめ提携していて、不動産会社が販売する不動産の購入者に融資する資金のこと。すでに物権の審査が終了しているので、購入者の資格に問題がなければ比較的スムーズに借り入れできる。物件にもよるが、物件価格の90~100%まで借り入れられることもある。
ディスポーザー
調理時に出る生ゴミを機械で粉砕し、排水とともに下水道に流し込んで捨てる装置のこと。キッチンのシンク下に取り付ける。ただし、下水処理の負荷が大きくなったり、下水道設備の不完全な建物や地域では詰まる原因になったりするので、禁止している自治体も少なくない。
抵当権
債務不履行の場合、貸金について他の債権者より優先して弁済を受けられる権利のこと。例えば、金融機関が住宅ローンを貸す際に不動産を担保にしておき、お金を借りた人が返せなくなった場合に、担保にとった土地や建物を強制的に競売して、他の債権者よりも優先的に、競売代金から借金を弁済してもらう。
ディンプルキー
キーパターン100億通り以上といわれる防犯性の高い鍵。ピッキングに強く、最新マンションでの採用が多い。さらに、約1000億通りというハイクオリティシリンダーキーも登場するなど、セキュリティ関係の商品は日ごとに進化している。
デザイナーズ住宅
建築家やデザイナーが企画・設計に参加してつくられた住宅。分譲のデザイナーズマンションや、一戸建てにも波及し、ライフスタイルや価値観の多様化から人気を呼んでいる。素材にもこだわり、建材などを大量発注できないので、価格は高くなる傾向にある。
手付(てつけ)
売買契約を交わす時に、当事者の一方から相手方に渡す金銭を「手付(てつけ)」という。不動産会社が受け取る手付は、「解約手付」の性格を持つ。つまり、手付を渡した方が契約を解除する時には、手付を放棄し、相手方が解除する時には倍額を返す。売買契約時に買主が300万円の手付を払った後で解約する時は、買主に300万円は戻ってこない。逆に、売主が契約を解除する時は、600万円を買主に払うことになる。不動産会社が売主の場合は、手付金の額は売買代金の20%以内と定められている。
手付金等(てつけきんとう)の保全措置
買主が手付金等を売主に払った後で、売主の倒産などで物件の引き渡しができなくなった場合、支払った手付金等を返還してもらえる措置のこと。不動産の売買契約で、代金の全部または一部として授受される金銭で、契約を交わした日から物件を引き渡してもらうまでの間に「手付金」、「中間金」、「内金」などの名称で支払ったものを「手付金等」と呼ぶ。不動産会社が売主となって、代金の10%(未完成物件の場合は5%)または1000万円を超える手付金等が支払われる場合に、その全額に対して保全措置を講じなければならない。具体的には、金融機関や保険会社との間で保証委託契約か保証保険契約を結んで保全措置をとる。
デッドスペース
設計・プラン上、どうしてもできてしまう、利用するのが難しい空間のこと。収納スペースとなりやすい。
テナント
本来は、土地や建物の賃借人や賃借権保有者の意味だが、主にオフィスビルやマンションが賃貸している事務所や店舗、その借主のことを指す。
デベロッパー
都市開発や再開発、住宅地の造成・開発、建売住宅やマンション、別荘などの建設・分譲を行う会社のこと。環境から交通、住宅まで計画的に街づくりをしたり大規模な住宅の分譲を行う企業体を指す。
テラス
ダイニングやリビングから直接出入りできるようにした、庭先に向いた広めのバルコニーのこと。部屋と庭をつなぐ中間的スペースで、石やコンクリートブロックを敷いて庭より一段高くしている。このテラスの上に設けた木の甲板がウッドデッキ
テラスハウス
低層の連棟式住宅で、各住戸の敷地や庭は各住戸が単独で所有しているもの。
テラゾー
大理石や花こう岩を粉砕した粉をセメントや樹脂と練りまぜ、なめらかに磨いて大理石のような美しい模様に仕上げた人造石のこと。天然石に比べ安価で、耐久性があり、手入れも簡単。ただし、酸や熱湯には弱い。
テレコントロール
住宅の場合で言えば、外出先から電話回線を利用して、空調設備や給湯、換気、照明器具や炊飯器など家電設備の操作、玄関扉の施錠確認などができること。最近では携帯電話を使って操作できる。
テレビ共聴アンテナ
1本のアンテナで複数戸のテレビを受像する装置のこと。中高層集合住宅では、建物の屋上に親アンテナを立て、受信した電波を分配器とケーブルによって各住戸に送る。電波障害対策のため、テレビ共聴アンテナを利用する一戸建てもある。
テレビモニター付きドアホン
インターホンにテレビカメラを取り付け、住まいの中から外の様子や訪問者の顔を見ることができる装置。マンションでは、より安心なセキュリティ対策を実現するため、エントランスにオートロックを設置したテレビモニター付きオートロックシステムの採用が増えてきている。
DEN(デン)
巣、ほら穴を意味する英語「DEN」からきた言葉で、書斎や趣味を楽しむための部屋という意味で使われる。特に広さや形の基準はなく、隠れ家的な用途を持つ部屋。
電気温水器
電気料金が安くなる深夜電力を利用して湯を沸かし、貯湯槽に蓄えておいて炊事や洗面、入浴など給湯に利用する機器のこと。
電磁調理器
磁力線を使って鍋底を発熱させる調理設備のこと。IHクッキングヒーターともいう。
天井
部屋の上部を構成する面。躯体を隠し、断熱、遮音、防塵などの役目を果たし、配管や配線を通すスペースでもある。建築基準法では、居室の天井高は2.1m以上とされているが、2.4m以上あると、部屋が広々と感じられる。天井の主な種類は
1.船底天井
2.竿縁(さおぶち)天井
3.格(ごう)天井
4.勾配天井
5.掛込み天井
などがある。
電線の地中化
電線や電話線を地中に埋めること。電柱がなくなり、家並みがすっきりと美しく見える。コンクリートで上下水道などとの共同溝を作り、その中に電線や電話線を通して作る。
天袋(てんぶくろ)
天袋には2つの意味がある。
1.天井面に付いた形の吊り戸棚のこと。地袋と対応する語。
2.和室の押入れの上部に設置されている収納スペースのこと。
天窓
天井や屋根に設けられた開口部で、採光のために設けられるもの。「トップライト」ともいう。壁面に設ける窓より採光量に優れ、建築基準法上の有効採光面積を算定する際には3倍の面積に換算される。部屋全体を明るくしたい時や、大きな窓がとれない、日当たりが悪いなど採光上の問題を抱えた住宅に用いられる。