不動産にまつわる専門用語集です。


不動産住宅用語集

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【 と 】
ドアクローザー
開いたドアをゆっくり自動的に閉める装置のこと。「ドアチェック」ともいう。本体はドアに装着し、バネ仕掛けの腕を枠に固定してスプリングと油圧の力でゆっくりドアを閉めるため、指をはさむような事故や騒音を防ぐ。
等価交換
土地所有者が土地を提供し、事業協力者がそこに区分所有建物を建築し、提供した土地と耐火の区分所有権を交換すること。マンションを等価交換で建て替える場合で考えると
1.区分所有者全員がいったん土地を事業協力者(デベロッパーや住宅供給公社など)に譲渡する
2.事業協力者は、その土地にマンションを建てる
3.区分所有者は、自分が提供した土地と等価の専有部分を所得する
という流れになる。容積率に余裕がある場合は、もとの土地所有者分以外に、一般分譲できる住戸(「保留床」という)を作って、事業協力者が販売し、その売却価格を建設費用に充てる。保留床が多ければ、もとの土地所有者が余分に費用を出さなくても新しいマンションが建てられる。
登記済証
保存・設定・移転等によって取得した権利を登記した際、登記所が交付する、登記が完了したことを照明する書面のこと。「権利証」ともいう。
登記簿
私法上の権利関係を公示し、保護するため、一定の事項を記載した公の帳簿のこと。「不動産登記簿」を見れば、その土地や建物の所有権がどのように移り変わったか、所有者の利用を制限する抵当権や賃借権などが付いていないかなどがわかる。登記簿は、「表題部」、「甲区」、「乙区」の3つの欄に分かれている。「表題部」には、土地や建物の所在や種類、構造、床面積、登記の日付等、「甲区」には、所有権に関すること、「乙区」には、抵当権や賃借権、地上権など、所有権以外の権利関係が記されている。
同時決済
売主側の抵当権の抹消と所有権移転登記、買主側の抵当権設定登記とローン契約、資金交付を同じ日にすること。同時決済にすると「つなぎ融資」が不要になるため、諸費用が節約できる。ただし、不動産仲介会社などと事前に綿密な準備が必要。
塔屋(とうや)
ビルやマンションの屋上に突き出した部分のこと。エレベーターの機械室や階段室、クーリングタワー、高架水槽などになっている。
道路幅員
道路の幅のこと。建築基準法では、道路の側溝の外側を道路境界とみなして、道路幅員を測る。
通し柱
2階建て以上の木造建築物で、土台から軒まで通した1本の柱のこと。建築基準法では、すみ柱やこれに準ずる柱を通し柱にすることになっている。
ドーマー
洋風住宅の屋根に付き出している三角屋根の窓のこと。「ドーマーウィンドウ」ともいう。屋根裏部屋の採光のほか、外観のアクセントとしても設けられる。
特別加算
住宅金融公庫を利用する際、基本融資にプラスして借りられる融資のこと。基本融資より金利は高い。融資額は、土地と建物をもとに取得する場合には、融資種別にかかわらず一律。
特約火災保険
公庫融資、年金融資、財形融資などを利用して住宅を購入する際に加入しなければならない火災保険のこと。保険料は、一般の火災保険に比べ、4~5割安くなっている。銀行融資を受ける時も同様の保険加入を求められるのが一般的。なお、地震や噴火、津波などによる損害は、特約火災保険の対象ではなく、任意の特約地震保険に加入しないと補てんされない。
独立型キッチン
キッチンの配置方法の一つ。キッチンをリビングやダイニングなど他の部屋から独立させるプランで、「クローズドキッチン」とも呼ぶ。料理中の煙やにおい、音などが漏れにくく、キッチン内部がリビングなどから丸見えにならないため、来客時にも雑然としたキッチン内部を見られなくてすむ。
土壌汚染対策法
カドミウムや有機リンなどの化学物質が非常に高い濃度で工場跡の土壌に残されているといった事例が、各地で報告されている。それを受けて、汚染された、もしくは汚染の恐れがある土壌の処理法が定められたのが「土壌汚染対策法」。問題は、汚染された土壌を知らずに購入してしまった場合。元の所有者に除去費用を請求できればいいが、原因者が特定できなかったり、死亡していた場合は、購入者が汚染除去しなければならない。購入前に土壌汚染の有無を確認しておいたほうがいいでしょう。
土台
構造躯体の最下部に設けられる構造材のこと。木造住宅の場合、基礎(コンクリート)の上に土台を寝かせ、アンカーボルトで固定する。柱等から伝わる荷重を支え、基礎に伝える役目を果たす。耐久性を高めるために、防腐・防蟻(ぼうぎ)処理を施すことが一般的。
戸袋
雨戸を使わない時に収納するスペースのこと。
徒歩所要時間の表示
不動産広告で表示する、物件から最寄り駅や周囲の生活施設、教育施設などへ歩いてかかる時間のこと。1分80mで計算し、端数は切り上げている。最寄り駅まで500mであれば、7分と表示する。ただし、途中にある坂道や歩道橋、信号や踏切での待機時間などは考慮されていないので、実際にかかる所要時間は、歩いて確かめるしかない。
土間
玄関の土足で使う範囲。地面のまま、しっくい塗り、石やタイル張り、土砂利仕上げなどさまざまな仕様になっている。
友の会
不動産会社が運営する会員組織。会員になると、定期的に会報誌や新しく分譲される物件の情報などを知らせてくれる。さらに、一般公開に先がけてのモデルルーム見学や優先分譲がある場合もある。入会費・会費は無料。
ドライエリア
地下室の一方を掘り下げて作られた庭で、採光や通風、防湿をはかるためのもの。
トラップ
下水の悪臭やネズミ、害虫などが室内に入り込むのを防ぐため、便器や洗面ボウル、キッチンのシンク、防水パンなどの排水管の途中に設けた水がたまる部分のこと。その形によって、S型、P型、U型などがある。
トランクルーム
マンションの住戸の玄関脇や、地下、別棟などの共用部分に設置されている収納庫のこと。利用料が必要な場合は管理組合に支払い、専用使用する。
取引条件有効期限
価格や入居までのスケジュール、住宅ローンなど、その不動産広告で表示されている条件で取引できる期限のこと。有効期限前に値上げすることは「不当表示」とされる。
取引態様
宅建業者が宅地建設の取り引きを行う場合の立場を示したもの。主に次の3種類がある。
売主
売買契約を交わして、土地や住宅を直接販売する。
代理
売主から代理権を得た不動産会社が売主に代わって販売する。原則として代理の手数料は不要だが、売主と代理人の契約による。
媒介(仲介)
売主と買主の間に立って売買のなかだちをする。仲介手数料が必要となる。
トレリス
格子状に組まれた板で、バルコニーや庭の壁面などに立てて、ツル性の植物をからめたり、鉢を吊り下げたりして楽しむ道具。「ラティス」も同様の意味で使われている。